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バカな男に私は夢中
第6章 告白

(覚悟しときぃや!..て..)

「言われても..」

数学を解きながら思い返した。

「バッカじゃない....」

そういいながらクスッと笑ってしまう。

(よくあんなにストレートに....)

自分がされたことなど忘れて、斎藤の大胆さが面白かった。

ピロピロリン..

「メール....あ!由美子だ!」

幼なじみからのメールだった。

急いで開ける。

ー日曜日、直接応援しにそっち行くから、それまで勉強頑張れっ!ー

(由美子、帰省するんだ!)

嬉しくてすぐに返す。

ーうん!じゃあまた時間教えて!ー

ーほーい♪ー

由美子は私の幼なじみであり、親友だ。

高校も同じで、高校唯一の友達。

みんながいなくなる中、由美子はいつも近くにいてくれた。

合格して 下宿をしているけれど、たまに帰省すると会いに来てくれる。

(..楽しみ..頑張ろっ!)

私は携帯を閉じ、すぐに勉強に取りかかった。
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