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バカな男に私は夢中
第6章 告白

「..ちゃん....百合ちゃん!」

「ふぇ?」

揺さぶられて、ゆっくりと目を開けると、目の前に茶髪の男がいた。


「あれ..達也にぃ....?」

(なんで..ここに....)

「え?」

するとだんだん視界がはっきりしてきて、目の焦点が合った。

「あ、わ、さ、斎藤くん!何でここに..」

「何でって..そのまま寝ちゃってたんやで。」

見渡すと、まだカフェだった。

(ね、眠ってた!?)

寝顔を見られたことに気づき恥ずかしくなった。

(じゃ、じゃあ..あれは夢....)

ふぅ、とため息をつき、前髪をかき上げる。
じっと斎藤がその様子をみていた。

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