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バカな男に私は夢中
第7章 素直
(バレてる....!?)
「..そ、そんなわ..」
「そんなわけないわな~わかっとるよ。」
はぁ、とため息をついて私を見た。
ずきん..
その姿に少し胸が痛んだ。
(傷つけた...?)
けど私はそんなすぐに素直になれなかった。
「そ、そうよ!誰があんたなんか..」
「..それ以上は言わんでや?さすがに辛いわ。」
そういって苦笑し、さっさと歩いていく斎藤の後ろ姿を見た。
(なんでそんな顔....するのよ..)
私は急いで彼を追いかけた。