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バカな男に私は夢中
第7章 素直
(恥ずかしい..どんな顔してあえば....)
私は昨日のことを思い出し、火照る頬をおさえた。
そのとき、
「おはよーさん!」
斎藤が教室に入ってきた。
思わずそちらの方をみる。
仲間と挨拶を交わし 私に気づいた。
(あ....)
しかしそのまま目を逸らされる。
(え....?なんで..)
(いつもなら笑って手を振ってくるのに..)
少し寂しくなった。
そしてすぐにその気持ちを打ち消す。
(別に..寂しくないわよ!)
「よーし席つけー」
そのまま授業が始まった。