この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
こころから
第20章 直人10
もう死んでもいいと思った。
でも、もっともっと牧原部長を抱きたいので、
絶対に死にたくないとも思った。
「う、動きます」
ぼくが言うと、牧原部長は目を閉じたまま小さく頷いたように見えた。
唇を震わせている牧原部長を見下ろしながら、ぼくはゆっくりと腰を引いていく。
牧原部長の中が、まるで出ていくのを引き留めようと絡みついてくる感覚。
そして腰を引くのをやめると、また奥まで深くぼくを受け入れてくれる。
彼女は息を止め、体中を緊張させている。
細い体から、意外なほど強い力で抱きついてくる。
眉間に皺を寄せ体を強張らせていて、少し苦しそうに見えた。
「あの、痛いですか?」
「ううん、違うの。でもその、すごくひさしぶり、だから……」
でも、もっともっと牧原部長を抱きたいので、
絶対に死にたくないとも思った。
「う、動きます」
ぼくが言うと、牧原部長は目を閉じたまま小さく頷いたように見えた。
唇を震わせている牧原部長を見下ろしながら、ぼくはゆっくりと腰を引いていく。
牧原部長の中が、まるで出ていくのを引き留めようと絡みついてくる感覚。
そして腰を引くのをやめると、また奥まで深くぼくを受け入れてくれる。
彼女は息を止め、体中を緊張させている。
細い体から、意外なほど強い力で抱きついてくる。
眉間に皺を寄せ体を強張らせていて、少し苦しそうに見えた。
「あの、痛いですか?」
「ううん、違うの。でもその、すごくひさしぶり、だから……」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


