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こころから
第22章 直人11
 慌てるぼくの耳に、こくっ、と喉を鳴らす音が聞こえた。
え? と思った。

「ん、飲んじゃった」

 聖母のように優しさに満ちた笑顔で、久美子さんは言った。
決しておいしいものであるはずがないのに、飲んでくれた。
それは、愛しているレベルでぼくのことを想ってくれていないと、
できない行為ではないだろうか。

 感動で震えながら、ぼくは久美子さんを抱きしめた。

「すごく嬉しいです。
めちゃくちゃ気持ちよかったです。
久美子さんに出会えてほんとうによかった。
あまり夢中にさせないでください」

 強く強く抱き締めたいけど、苦しませるわけにはいかなくて、
でももっともっと強く抱き締めたくてもどかしかった。
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