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こころから
第25章 久美子12
「すごい、直人くん、すごいよ」

「久美子さん、久美子さん」

 主導権を握ってみたくて上に跨ったのに、
あっという間に直人くんに奪われていた。
倒れたいのにパンチをうたれ続けて、
倒れさせてもらえないボクサーさながらに、
気が遠くなりかけながら、
激しい突き上げに翻弄されていた。

 直人くんが起き上がってきて、
私はたまらず彼の頭を胸に思いきり抱え込む。
これ以上はもう無理って思っているのに、
もっと動いてほしいって願っている。
私のあそこが、直人くんをぎゅうぎゅう締めつけている。
そして私はまたベッドに寝かされた。
そのときに、直人くんのちんちんが私から抜けてしまった。
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