この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
こころから
第30章 直人15
驚いた顔で反論しかけた久美子さんを、ぼくは制した。
「勝手なこと言ってるのはわかってます。
でも、久美子さんのことがほんとうに好きで、
久美子さんのことになると、
理性が働かなくなるくらい好きで好きで堪らなくて、
久美子さんの汗の匂いも味も知りたい。
もっともっと久美子さんのことが知りたい、です」
変態だと思われる覚悟で言ったが、
軽蔑の表情をされるのが怖くて顔をあげられない。
「さっき言ってくれたこと、ほんとうなの?」
どれのことかわからなかったが、ぼくは頷いた。
「久美子さんとふたりのときは、嘘は言いません」
「勝手なこと言ってるのはわかってます。
でも、久美子さんのことがほんとうに好きで、
久美子さんのことになると、
理性が働かなくなるくらい好きで好きで堪らなくて、
久美子さんの汗の匂いも味も知りたい。
もっともっと久美子さんのことが知りたい、です」
変態だと思われる覚悟で言ったが、
軽蔑の表情をされるのが怖くて顔をあげられない。
「さっき言ってくれたこと、ほんとうなの?」
どれのことかわからなかったが、ぼくは頷いた。
「久美子さんとふたりのときは、嘘は言いません」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


