この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
こころから
第30章 直人15
久美子さんのため息。
「さっき私の下着、見たでしょう?
あれ何だと思う? 尿漏れパッドよ。
くしゃみしたり急に走ったりすると、
おしっこがちょっと漏れちゃうことがあるの。
おばさんの証拠よ」
「久美子さんはおばさんじゃないですよ」
「おばさんなの。信じたくないかもしれないけどおばさんなの。
どうしたっておばさんなのよ」
「わかりました。じゃあぼくはおばさんが好きです」
言った途端に、久美子さんの顔がぐにゃりと歪んだ。
右目と左目から、同時に涙が流れた。
「さっき私の下着、見たでしょう?
あれ何だと思う? 尿漏れパッドよ。
くしゃみしたり急に走ったりすると、
おしっこがちょっと漏れちゃうことがあるの。
おばさんの証拠よ」
「久美子さんはおばさんじゃないですよ」
「おばさんなの。信じたくないかもしれないけどおばさんなの。
どうしたっておばさんなのよ」
「わかりました。じゃあぼくはおばさんが好きです」
言った途端に、久美子さんの顔がぐにゃりと歪んだ。
右目と左目から、同時に涙が流れた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


