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こころから
第4章 直人2
「はじめまして、坂井と言います。
美香さんとお付き合いさせて頂いています」
「あ、はじめまして。噂はときどき娘から」
咄嗟に、はじめましてと言ってしまったが、
部長は話を合わせてくれた。
「じゃあママ、ここでね。
知らないひとについていっちゃだめだからね」
「何言ってるの。そんなことするわけないじゃない」
「って言いながら、さっき知らないひとに話しかけてたじゃん」
「あれはあの子があなたと似た服着てたから。
てか余計なこと言わなくていいの」
ぼくはぽかんとしていた。
牧原部長の妹さんかもしれない。
似ているが別人。
別人としか思えないほど、イメージが違う。
雰囲気が違いすぎる。
しかしそれでは、彼女が驚いた顔をしていた説明ができない。
美香さんとお付き合いさせて頂いています」
「あ、はじめまして。噂はときどき娘から」
咄嗟に、はじめましてと言ってしまったが、
部長は話を合わせてくれた。
「じゃあママ、ここでね。
知らないひとについていっちゃだめだからね」
「何言ってるの。そんなことするわけないじゃない」
「って言いながら、さっき知らないひとに話しかけてたじゃん」
「あれはあの子があなたと似た服着てたから。
てか余計なこと言わなくていいの」
ぼくはぽかんとしていた。
牧原部長の妹さんかもしれない。
似ているが別人。
別人としか思えないほど、イメージが違う。
雰囲気が違いすぎる。
しかしそれでは、彼女が驚いた顔をしていた説明ができない。