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第43章 久美子２１

　直人くんの陶酔したような声。
ふっと刺激が消え、おもちゃの唸る音も消え、
私はお尻の下が冷たいなと呆然と思った。
目の前がまだちかちかしている。
今までみたいなちょっとだけじゃなく、
盛大にお漏らししてしまった。
しかも直人くんに思いきり見られながら。

「久美子さん」

　熱に浮かされたような顔をした直人くんが覆いかぶさってきて、
めちゃくちゃにキスされ、
それからまるで犯されているような激しさで、
私は直人くんに抱かれた。