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こころから
第5章 久美子2
ハンガーに掛けておいてあげようと、包みから取り出した。
首と袖のところにふりふりがついた少女っぽいワンピースだ。
少し子どもっぽい気がしたけど、
試着室からとびきりの笑顔で出てきた美香は、
親の贔屓目を差し引いてもなお可愛らしかった。
買ってあげたい、と思うにはそれで十分すぎるくらいの破壊力。
子どもっぽく見えたワンピースは美香に纏わり、誇らしそうに見えた。
絶妙によく似合っていた。
美香のワンピースをひろげてみる。
だれも見てないしいいよね、と自分を納得させて、
私はブラウスとスカートを脱いだ。
ワンピースを手に取り、壊さないようにそっと体を通す。
思ったよりすんなりと、ワンピースは私の体を覆ってくれた。
お腹をひっこめて息を止めずとも、ウエストも大丈夫だった。
少しわくわくしながら鏡を覗きこみ、右に左にと体を捻ってみて、
しょんぼりしながらワンピースを脱いだ。
わかっていたけど、鏡も少しくらい忖度してくれてもいいのに。
お金を出したのは私なんだぞ。
首と袖のところにふりふりがついた少女っぽいワンピースだ。
少し子どもっぽい気がしたけど、
試着室からとびきりの笑顔で出てきた美香は、
親の贔屓目を差し引いてもなお可愛らしかった。
買ってあげたい、と思うにはそれで十分すぎるくらいの破壊力。
子どもっぽく見えたワンピースは美香に纏わり、誇らしそうに見えた。
絶妙によく似合っていた。
美香のワンピースをひろげてみる。
だれも見てないしいいよね、と自分を納得させて、
私はブラウスとスカートを脱いだ。
ワンピースを手に取り、壊さないようにそっと体を通す。
思ったよりすんなりと、ワンピースは私の体を覆ってくれた。
お腹をひっこめて息を止めずとも、ウエストも大丈夫だった。
少しわくわくしながら鏡を覗きこみ、右に左にと体を捻ってみて、
しょんぼりしながらワンピースを脱いだ。
わかっていたけど、鏡も少しくらい忖度してくれてもいいのに。
お金を出したのは私なんだぞ。