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こころから
第7章 久美子3

 休み明けの出社は体が重い。
オフィスのあるビルに到着し、エレベーターを待ちながら、
若いころはこんなことなかったなーと思う。
スポーツは得意ではなかったけど、体を動かすのは好きだった。
歩くのが好きなので電車を使わずに歩いたりしたし、
夫とよく登山もした。

 あれ?
そうだ、一緒によく登山したな。
でも、どうやって夫を誘い出していたのか、思い出せない。
夫から提案があることはまずないので、
私から、行こうって誘ってたはずだけど……

 忘れてしまうほど昔ってことか、ということに気づいて、
そのことから目を逸らす。
ほんの少し前のことのように思えて、
実はもう二十年くらい前のことだった。
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