この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
こころから
第2章 直人1
 だがよく考えればそれでよかった。
もし正孝と友達関係になり、それが今も継続していたら、
惜しいが美香と付き合うことはなかったと思う。

 美香とは、正式に交際を始めたその日のうちに、体を重ねた。
年齢より少し幼く見える美香だが、
意外とそういうことに場馴れしている感じがした。
初めての緊張より、楽しんでいる様子だった。
詳しくは控えるが、少しこちらのほうが驚いてしまうようなことも平気でした。
奔放な子だな、という印象だった。

 美香と付き合い始めて半年ほど過ぎたころ、ぼくは失業した。
そのとき働いていたところはかなりブラックに近いグレーな職場で、
辞めるタイミングを探っているうちに、
社長が会社の金とともに突然消えたのだった。
後処理に追われ、しばらく大混乱の日々だった。

 失業したことは美香には黙っていた。
何となく恰好がつかない気がしたので、
新しい職場を見つけてからそれとなく伝えるつもりでいた。
/316ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ