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エンドレスサマー
第10章 初体験
 バスルームから出て部屋に向かうと、美香がすでにベッドの中で横になっていた。多分、美香は何も身に付けてはいないだろう。
「何してたの?」
 美香は私に目を向けてそう言った。
「ちょっとね」
「ちょっとって何?」
「ちょっとはちょっとだ」
 バスルームでお前の裸を想像しながらオナニーしていたなんて言えない。
「変なの。ひょっとしてエッチなこと?」
「一人でエッチなことなんかできないだろ」
 一人でも十分エッチなことはできる。美香は私がバスルームでマスターベーションしていたことなど知らないはずだ。しかし、美香に見透かされているようで何だか落ち着かない。ちぐはぐな自分を美香に悟られたくない。
「あれ? 元気ないね」
 美香の視線は私のペニスに向かっている。
「……」
 今出してきたとは言えない。
「どうして元気ないの?」
「二十四時間元気なちんぽなんてあり得ないだろ。適度な休みも必要なんだ」
 苦しい言い訳だとわかっていても、今はそれしか言えない。
「おちんちんも大変なんだね」
「ははは」
「何笑ってんの?」
「だってさ、美香が平気で❝おちんちん❞て言うんだぜ。おかしいだろ」
「そう?」
「ああ」
 そう返事をしてから私も布団の中に潜り込む。
 美香の幼い体を引き寄せる。それを待っていたのか、美香もまた体を私に寄せてきた。キスをすると、美香の舌が私の口の中に入ってきた。私の舌もそれを待ち受けていた。
 最近美香とキスをすると、美香の方から私の口を開けるように命じる。普通の女子高生も、一たび性技を身に付けると隠れていた正体を晒す。そういうJKも悪くない。そうは思っても、大胆になっていく美香に戸惑う自分もいる。
 男は勝手な生き物だ。自分の女が清楚であってほしいと思いながら、寝る時は淫乱になって欲しいと願う。もちろん私もベッドでは美香の卑猥な姿が見たい。
「先生のおちんちん、また元気になってきたね」
 卑猥な美香は、私のペニスを握ってそう言った。
「美香」
「何?」
「おま×こって言ってくれないか」
「何それ」
「おちんちんは普通に言えるだろ。だったらおま×こだって言えるはずだ。だろ?」
「それは……嫌だな」
「何で?」
「だって恥ずかしいもん」
「おちんちんは恥ずかしくないのか?」
「おちんちんは可愛いでしょ」
「可愛い?」
「うん」
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