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エンドレスサマー
第10章 初体験
 大学で教授の助手をしている時だった。遅い昼食を学食に食べに行くと、後ろの席から学生たちの声が聞こえてきた。男が三人(多分)も集まれば、どんなに頭のかたい連中でも、話は自ずと女の話題にな変わっていく。
 私は定食の生姜焼きを食べながら学生たちの話を何となく聞いていた(盗み聞きしたわけではない。学食が空いていたせいもあってか、彼らの声が実にクリアに私の耳に届いたのだ)。
 それは一人の学生の悩みに対して二人の友達がアドバイスしているというものだった。
 話はこうだ。ようやく童貞とおさらばする日が来た。でも少々不安がある。どんな不安かというと、女よりも自分が早くいってしまうのではないか、と言う不安であった。つまり早漏……が心配だと言うのである。女より早くいくのは男の恥、どうしてもそれだけは避けたい。何かいい方法はないか? 私は笑いを何と堪えた。馬鹿馬鹿しい、こいつは阿保か。そう思ってしまった。
 それに対して二人が助言していたのだが、その一人の助言が今私に蘇った。その助言とは、やる前に一回出しとけばいいんだよ。
  効果がどれほどあるのかはわからないが、薬や何かの呪いみたいなものに頼るのではないので安心できる。それに実に簡単な方法だ。
 私が美香を先にベッドに行かせた理由は? そう、一回出しておきたかったからだ。あの時学生たちを小馬鹿にしていたが、今何の手も施さなかったら、今度は私が美香から馬鹿にされる……ような気がした(おそらくそんなことはないと思うが)。
 美香の裸の残像をおかずにして、私は右手で自分のペニスを慰めた。ペニスの先っぽだけだったが美香の口に招き入れられた。美香の拙い舌の動きもまだ私のペニスは記憶している。
 三擦り半は自分の手でも可能だった。水力発電のダムから水が放出されるみたいに、マッハのスピードで私のペニスから大量の白濁した液体が吐き出された。勢いと量は見事だった(自分で言うのもなんだが)。そして違う不安が私に迫った。これだけ出したのだ。美香の中で出せるのか? 
 もちろんそんなことなど心配する必要などないことは、薄っすらわかる。いい大人が考えるようなことではない。でも美香とのセックスは、私には特別なのだ。
 笑われることを承知で告白する。私は高一の美香にプロポーズした。
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