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エンドレスサマー
第10章 初体験
 私は仰向けになっている美香の体に自分の体を静かに合わせた。美香が目を閉じる。美香の小さな唇にキスをした。唇だけを重ねるキス。舌を出して美香の左側の首筋を舐める。美香は、私が何をしたいのかを察知したようだ。それどころか、私の舌を首を動かすことで誘った(そういう風に見えたのかもしれない)。バスルームで使ったソープの匂いがした。その中にほんのりと美香の匂いも交じる。
 私は美香の両方の手首を掴む。シーツに沿ってゆっくり美香の両手を持ち上げた。美香が万歳するような格好になる。そうすることで美香の自由を奪った。また美香を征服したような気分にもなる。
 美香の桃色の乳首を舐める。右の乳首、左の乳首。美香の両方の乳首が同時に味わえないことにもどかしさを感じる。乳首を舐めると美香の体がよじれた。
「くすぐったいのか? それとも気持ちいいのか? どっちだ?」
 意地悪な質問を美香に投げた。
「両方」
「両方? ふん」
「何がふんよ。先生のエッチ」
「……」
 美香の別な場所も舐めたいのだが、乳首もずっと舐めていたい。残念ながら人間の舌は一つしかない。離れたくはなかったが、私の舌は美香の脇の下に向かった。右側、そして左側。乳首を舐めたときと同じ気持ちになる。私は一度に美香の両方の脇の下を舐めたいのだ。不可能は絶望ではなく、欲望に繋がる。
 右と左では美香の感じ方が微妙に違った。
「こっちがいいんだろ」
 私は左側の脇の下を思いきり舐めた。
「先生のばか」
 ぺちゃぺちゃという音をわざと美香に聞かせる。脇の下を舐めていても美香の匂いが鼻孔を通る。それは成長している女の匂い、発育臭? そんな感じがした。
 私は女の経験が豊富な男ではない。寝た女は片手で数えるくらい。今でもその女たちの顔を思い出すことさえできる。そんな私だが、今までこういう匂いの女を知らない。若い女の匂い……どんな男でもこの匂いを嗅いだら、離れることなんて無理だ。
 魔法の香りで獲物を自分に引き付け、飛び付いてきた獲物を虜にする。獲物は捕獲者によって檻の中に閉じ込められ、薫香が漂うの時間の中を永遠に彷徨う。
 不思議なことに、美香は自分が魔法使いであることを知らない。男の心を迷わせ、男の本能を狂わせる。男を支配する力を持っていることを美香は知らない。
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