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言葉に出来ない
第9章 言葉にできない〜亮平
9月になれば…
そんな風に思って禁欲っていうか、
我慢していた頃が懐かしく感じるほど美由ちゃんを抱いて、
子供を授かることが出来た。
少しずつ大きくなるお腹を二人で眺めては、
撫でたり、
時には耳を当てたりして声を掛けたりすることもあるけど、
それまでと変わらず、
正確に言うと気遣いながらも、
違った意味で濃厚に愛し合うようになっていた。
もう、俺は骨抜きにされてる。
でも、それはそれで幸せなことだと思う。
本当に、逢えて良かった。
その嬉しさで、
毎日、胸が一杯になるけど、
そんなこと、
恥ずかしくて、とても言葉に出来ない。
美由ちゃんも同じ気持ちだと思いながら、
今夜もキスをして、
ベッドで愛し合って、
丸まって眠る。
新しい朝が来たら、
また、初々しい気持ちでキスをして、
1日を始める。
言葉には出来ないけど、
本当に幸せで。
これまでも。
そして、これからもずっと。
(完)
そんな風に思って禁欲っていうか、
我慢していた頃が懐かしく感じるほど美由ちゃんを抱いて、
子供を授かることが出来た。
少しずつ大きくなるお腹を二人で眺めては、
撫でたり、
時には耳を当てたりして声を掛けたりすることもあるけど、
それまでと変わらず、
正確に言うと気遣いながらも、
違った意味で濃厚に愛し合うようになっていた。
もう、俺は骨抜きにされてる。
でも、それはそれで幸せなことだと思う。
本当に、逢えて良かった。
その嬉しさで、
毎日、胸が一杯になるけど、
そんなこと、
恥ずかしくて、とても言葉に出来ない。
美由ちゃんも同じ気持ちだと思いながら、
今夜もキスをして、
ベッドで愛し合って、
丸まって眠る。
新しい朝が来たら、
また、初々しい気持ちでキスをして、
1日を始める。
言葉には出来ないけど、
本当に幸せで。
これまでも。
そして、これからもずっと。
(完)