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唐草の微睡み
第10章 2人だけの夜
「うっ…あっ!くっ!」

花凛の溢れ出た愛液は尻を伝い、花凛の服に染みを作ってしまっている。


龍星は花凛への愛撫を続けたまま立ち上がり、花凛を抱き締めると、そのまま長椅子に押し倒した。

その瞬間、龍星の唇が花凛の唇を塞ぎ、2人は舌を絡ませあった。

「…んっ…」

唾液を交換する音と、花凛の蜜の音が響く。

龍星の激しいキスと愛撫に、花凛は一気に昇り詰めていき、そのまま唇を合わせながら、果ててしまった。

龍星は自分の帯をほどき、服を脱ぎ捨てた。
逞しい身体がむき出しになる。

片手花凛の帯もするするとほどかれて、2人は生まれたままの姿になった。


「花凛…。俺はこれから、ただの男になる。花凛…。今夜だけだ…。良いか…?花凛。」

花凛はコクコクと頷く。

「…花凛…っ!」

龍星が激しく花凛を抱き締める。

花凛もそれに答えるように、龍星の背中に伸ばした手にぎゅっと力を込める。

2人の身体は密着し、お互いの心臓の鼓動まで聞こえて来そうだ。
花凛の太股に硬くなった龍星のモノが当たっている。


龍星は花凛のおでこにそっとキスをして、花凛の顔を見つめながら、にっこり笑った。
花凛も笑顔で答える。

龍星は花凛の足を開かせると、蜜を滴らせるその場所にあてがった。

敏感なその部分は、愛する人のそれが触れただけで、ヒクヒクと痙攣してしまっている。

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