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唐草の微睡み
第10章 2人だけの夜
「こんなに汚して悪かったな…」
龍星は柔らかい布で、花凛の腹の上の白濁液を拭ってやった。
龍星は花凛の身体を抱き起こすと、
「喉が渇いたな。飲むか?」
と言って、酒をなみなみと注いだ杯をすすめてくれた。
「…うん。」
花凛は少し恥ずかしそうに杯を受けとる。
龍星は手酌で杯を満たし、一緒に飲み干した。
裸のままで酒を飲むと言うのが、なんだかとても恥ずかしくて、花凛は両膝を擦り合わせてモジモジしてしまう。
それを可笑しそうに見ていた龍星は、床に落ちた花凛の服を拾い上げて、埃をポンポンと払ってから、肩に掛けてくれた。
自分も肩から羽織ると、ゆったりと帯を締めて、酒を持って池の方に歩いて行った。
東屋の手摺にちょっと腰掛けて、そこから見える景色を楽しんでいる。
花凛も簡単に帯を締めて、龍星の隣に寄り添う。
無言でにっこり笑い掛けると、龍星も笑顔を返してくれた。
龍星は柔らかい布で、花凛の腹の上の白濁液を拭ってやった。
龍星は花凛の身体を抱き起こすと、
「喉が渇いたな。飲むか?」
と言って、酒をなみなみと注いだ杯をすすめてくれた。
「…うん。」
花凛は少し恥ずかしそうに杯を受けとる。
龍星は手酌で杯を満たし、一緒に飲み干した。
裸のままで酒を飲むと言うのが、なんだかとても恥ずかしくて、花凛は両膝を擦り合わせてモジモジしてしまう。
それを可笑しそうに見ていた龍星は、床に落ちた花凛の服を拾い上げて、埃をポンポンと払ってから、肩に掛けてくれた。
自分も肩から羽織ると、ゆったりと帯を締めて、酒を持って池の方に歩いて行った。
東屋の手摺にちょっと腰掛けて、そこから見える景色を楽しんでいる。
花凛も簡単に帯を締めて、龍星の隣に寄り添う。
無言でにっこり笑い掛けると、龍星も笑顔を返してくれた。