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唐草の微睡み
第10章 2人だけの夜
そう言うなり、力の抜けた花凛の身体を手摺から立たせると、後ろから抱き締めた。
上から腕を伸ばすと、さっきから服に擦れると痛いほどに立っていた花凛の乳首に触れる。
「…んっ!」
「くっくっくっくっ。まだ何もしてないぞ。」
龍星が笑う。
「…だ…だって…。」
思いっきり笑われて、花凛は後ろを振り返って龍星を恨めしそうに睨む。
「またそんな目をしてる。欲しいんなら、言えば良いのに。」
確かに、身体の疼きはずっと治まらない。
それどころか、龍星に抱き締められるたびに、身体が勝手に期待してしまい、あの部分がじゅわっと熱くなる。
どうしたら良いか分からなくなって、花凛は泣きそうな顔をして、うつ向いてしまった。
龍星は、ぶっ!と吹き出し、そんな花凛の頭をくしゃくしゃと撫でながら、
「あっはっはっはっ!そんな顔するな。ちゃんと可愛がってやるよ♪」
と笑いだした。
(私、からかわれてるー!)
溢れかかっていた涙が一気にひっこんだ。
「ひどいっ!」
「何がひどい?」
くっくっくっくっと龍星の笑いは、まだ収まらない。
「だって…。からかったでしょ!」
「からかった?からってない、からってない。花凛はそうやって、直ぐに膨れっ面になる。」
「ウソ!顔が笑ってる!」
「ふーん。じゃ、からってたとしたらどうするの?」
「どうするの?って言われても…。」
花凛が口ごもる。
龍星は目を細めながらくっくっくと笑う。
上から腕を伸ばすと、さっきから服に擦れると痛いほどに立っていた花凛の乳首に触れる。
「…んっ!」
「くっくっくっくっ。まだ何もしてないぞ。」
龍星が笑う。
「…だ…だって…。」
思いっきり笑われて、花凛は後ろを振り返って龍星を恨めしそうに睨む。
「またそんな目をしてる。欲しいんなら、言えば良いのに。」
確かに、身体の疼きはずっと治まらない。
それどころか、龍星に抱き締められるたびに、身体が勝手に期待してしまい、あの部分がじゅわっと熱くなる。
どうしたら良いか分からなくなって、花凛は泣きそうな顔をして、うつ向いてしまった。
龍星は、ぶっ!と吹き出し、そんな花凛の頭をくしゃくしゃと撫でながら、
「あっはっはっはっ!そんな顔するな。ちゃんと可愛がってやるよ♪」
と笑いだした。
(私、からかわれてるー!)
溢れかかっていた涙が一気にひっこんだ。
「ひどいっ!」
「何がひどい?」
くっくっくっくっと龍星の笑いは、まだ収まらない。
「だって…。からかったでしょ!」
「からかった?からってない、からってない。花凛はそうやって、直ぐに膨れっ面になる。」
「ウソ!顔が笑ってる!」
「ふーん。じゃ、からってたとしたらどうするの?」
「どうするの?って言われても…。」
花凛が口ごもる。
龍星は目を細めながらくっくっくと笑う。