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唐草の微睡み
第10章 2人だけの夜
「お前の口はウソ付きだな。もういい。こっちに聞くことにする。」

立ち上がると、ぐいっと花凛の身体を掴み、手摺に座らせる。

「池に落ちるなよ。」
ニカッと笑って、花凛の膝を割ると床に跪き、その場所に顔を埋めた。


龍星の唇が花凛のクリトリスをきゅっと摘まむ。

そのまま、舌で味わうように転がしてくる。

「…あっ!」

花凛はビクッと身体を振るわせる。

「きゃっ!」
ガクンとバランスを崩しかけた花凛は、慌てて横の柱と手摺を握りしめた。


「…やっ、やめてっ!」

ちょっと上を見上げた龍星に花凛が泣きそうな顔で訴える。

「そうやって、しっかり捕まっていろ。」

龍星は花凛の言葉は聞かず、再び顔を埋めると、またクリトリスへの愛撫を始めた。


「…んっ!くっっ!」

花凛の顎がぐぐっと上がる。
白い喉が激しく上下に揺れているの。

その様子を下から上目遣いに見ていた龍星が、満足そうに鼻で笑う。

舌先で皮を捲り、最も敏感な先端部を直に刺激する。

「あっっっ!!!…や…やめてっ!」

最初は舌先でツツく程度の刺激だったが、舌の肉厚な部分で舐めるようにその部分を刺激し始めた。

舌のざらざらした部分が、敏感な部分にもろに当たる。

「…はっ!…んんっ!!ぁあ!!!」

花凛はとうとうイッてしまった。

龍星は素早く立ち上がって、力の抜けた花凛の身体を抱き留める。


「やっぱり、お前の身体は正直だ。まだまだ足りないらしい。」


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