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誰も知らない君の顔
第3章 出会い系

うちの会社は12時になると余計な照明等が自動的に消される。
電気が消えた瞬間“戦争”が始まる。
「今日の定食はハンバーグ定食だぞ!!」
「どけーっ!!」
月・水・金は洋食の日。若い連中にはヨダレ物のご馳走が期待出来る。しかしその人気が故に希望者全員が口に出来る事はなく、お陰で昼になると我先にと食堂に向かう社員で溢れる。
「ハンバーグ定食!」
「はいはい!」
おばちゃん手作りの昼飯。もう8年も親元を離れ、忙しいからと実家に帰っていない。ここで食べる食事は母さんの飯の代わりになっている。
「いただきます!」
大好物のハンバーグ。ただそれだけなのに幸せを感じるのは何故だろう。
電気が消えた瞬間“戦争”が始まる。
「今日の定食はハンバーグ定食だぞ!!」
「どけーっ!!」
月・水・金は洋食の日。若い連中にはヨダレ物のご馳走が期待出来る。しかしその人気が故に希望者全員が口に出来る事はなく、お陰で昼になると我先にと食堂に向かう社員で溢れる。
「ハンバーグ定食!」
「はいはい!」
おばちゃん手作りの昼飯。もう8年も親元を離れ、忙しいからと実家に帰っていない。ここで食べる食事は母さんの飯の代わりになっている。
「いただきます!」
大好物のハンバーグ。ただそれだけなのに幸せを感じるのは何故だろう。

