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少女監禁 罠に堕ちる女
第6章 母 綾乃


聡子が中学生になったのを機に
綾乃は出産前に勤めていた出版社へ復職した。

元来、出版関係の仕事は
大好きだっただけに、
復職してからは家庭を疎かにして
仕事に打ち込んだ。

そして出版数は少ないけれど
一応、編集長というポストも手にいれた。

まあ、それは仕事が出来るとかの能力ではなく
常務に体を使った枕営業をして得た
ポストだったけれど…

そんなことを考えていると
デスクの上の内線電話が鳴り響いた。
常務からのホットラインだ。

『悪いけど仕事が溜まっているから
今夜は抱かせてあげれないわ』

そんなことを思いながら
受話器を手にした。

- 森山くんかね?
悪いが常務室まで来てくれるか? -

用件だけを伝えると通話は唐突に切れた。

『やれやれ…勤務中だというのに…
きっと机の下に私を押し込んで
フェラチオで抜け!とでもいうのでしょうね』

綾乃は化粧室でメイクを整えると
急ぎ足で常務室に向かった。

コンコンコン…
失礼します森山です

「おー、早かったね、どうぞ入りなさい」

ドアを開けて部屋に入るのと
見知らぬ女が常務の机から慌てて立ち上がるのと
ほぼ同時だった。

『えっ?今…この女、
常務にフェラチオしていた?』

さりげなく口元を手で押さえている事から
綾乃の推理は
ほぼ間違いなく当たっていたと思われる。


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