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少女監禁 罠に堕ちる女
第6章 母 綾乃

みんなをそれぞれ自分の机に戻してからも
編集室はザワザワとざわめいていた。

それでも自分の職は失うことはないのだという
そんな安心感にも似たざわめきだ。

「編集長…すいません、お力になれず」

まだ入社して間もない新人の坂下功太が
神妙な面持ちで綾乃に頭を下げた。

「いいのよ、これも時代の流れだから」

坂下の顔を見ると
悔しそうに口を真一文字に閉じていた。

「君さあ…今夜は空いている?」

綾乃だって悔しかった。
今夜は飲めずにおられない。
一人で飲んでも不味い酒になりそうだったから
坂下を連れて飲み歩きたかった。

「空いてます!
嬉しいなあ、編集長に誘っていただけるなんて」

むしゃくしゃするから誰でも良かったのよ
そう思ったけど、彼の嬉しそうな顔を見ると
その言葉をグッと飲み込んだ。


坂下は若いだけあって
たくさん食べてたくさん飲んだ。
彼にペースを合わせてみたいけど
四十路の女にはとても真似できない。

悔しさと共に飲み干す酒は
思いの外、酔いが回った。

「そろそろ帰りましょうか?」

坂下がぐでんぐでんになった綾乃を心配して
帰宅を促した。

「そうね…でも、今夜は家に帰りたくないの…」

そう言って甘える綾乃の顔は
厳しい編集長の顔ではなく
一人の寂しい熟女の顔をしていた。


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