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少女監禁 罠に堕ちる女
第12章 秀子の杞憂

路地裏に誘ったのはいいけれど
「その子の事、知っているんですか?
教えてください!!お願いします!!」
そんな風に叫びながら
秀子の腕を掴んで揺さぶるものだから
頭がグワングワンする。
おまけに「どうかされましたか?」と
巡回の警官がトラブルでもあったのかと
二人に近づいてきた。
「いえ!チョッとした親子喧嘩ですから」
そのように言い逃れをして
青年の手を引いてその場から立ち去った。
「ちょっと待ちなさい!!」
警官が追いかけて来るのを
人混みに紛れてやり過ごした。
どこかでお茶でもしながらお話できない?
ただし、騒がないでね、
ちゃんとお話を聞いてあげるから
そのように念を押すと
ようやく青年は落ち着きを取り戻した。
さて、どこかの喫茶店でも…
そう思ったが、時間的に混んでいる時間なのか
どこもかしこも待ち時間が出来ていた。
仕方ないわ…
あそこなら…空室があるわ!
秀子が選んだ店はラブホテルであった。
「おばさん!キャッチセールか美人局ですか?
僕、そんなヤバいものに引っ掛かっている時間なんてないんです!」
青年は部屋に入るのを拒んで
逃げようとした。
「待って!!
ちゃんと話すから!
私、その子の居どころを知っているの!!」
言ってしまった…!
もう後戻りは出来ない…
でも、聡子をあれ以上、
性の虜にしてはいけないわと
この青年だけが頼りなのだからと
必死に抱きしめた。

