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少女監禁 罠に堕ちる女
第3章 再会

翌朝、ダメ元で名刺に書かれている連絡先に
電話をしてみました。
何度目かの呼び出し音の後、
『はい、笠山です』
つい二日前に知り合った男なのに
とてもその声は懐かしく思わせた。
「秀悟さん、私です、聡子です」
『えっ?』
電話の主は驚いた様子で
しばらく無言が続きました。
きっとどこの誰なのだろうかと
必死に記憶を手繰り寄せているに違いありません
「聡子です…夜行バスで助けていただいた…」
『あ~!君かぁ!
どうだい?東京を楽しんでいるかい?』
彼の声を聞くとホッとしてしまって
私、スマホを握りしめて
泣き出していたんです。
『おいおい、どうした?
何だか穏やかじゃないねえ』
「助けてください!
お仕事を紹介して欲しいんです!」
私は未成年ゆえに
いろんな所に面接を受けに言っても
相手にされないことを正直に告白しました。
『うん、わかった…
何とかしてあげよう
でも、今日はちょっと時間を作れないんだ
明日でもいいかな?』
「はい、かまいません
貴方だけが頼りなんです!
明日でもいいので
是非ともお時間を作ってください」
『じゃあ…明日の夕方…
品川のバスターミナルでいいかな?』
「ありがとうございます!」
さて、問題は今夜をどう過ごすかでした。
もう一泊ホテルに宿泊するよりも
安価なネットカフェで一夜を過ごすことにしました

