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少女監禁 罠に堕ちる女
第1章 ロストバージン

あまりにも可哀想なので
「家にあがる?」と言ってあげると
パアッと明るい顔になって喜んだ。

「さあ、あがって…」

「お邪魔しま~す…」

「そんなに緊張しないでよ
この家には誰も居ないんだから」

「へっ?聡子のお母さんは?…」

「うち、共働きだから」

「そうなんだ…じゃ、お邪魔するね」

てっきり母が居るものだと思っていたのだろう
誰も居ないとわかると
緊張がほぐれたのか 
ヅカヅカと私の部屋までついてきた。

「ちょっと!
着替えるんだからリビングで待ってなさいよ」

「いいじゃん、
聡子の部屋を見ておきたかったんだよ」

へえ~…綺麗な部屋じゃん

そんなことを言いながら
品定めするように私の部屋をジロジロと見渡した。
そしてベッドの上のトランクに目を止めた

「聡子?旅行にでも行くのかい?」

「まあ…そうね…
旅行と言えなくもないけど…」

「この荷物の量からして
一泊や二泊じゃないんだろ?」

偏差値が高くない割に
つまらないことに気がつくのね。

付き合うと宣言したからには
一応、彼氏なんだから
宗一には本当の事を言うべきかもしれない。


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