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少女監禁 罠に堕ちる女
第1章 ロストバージン

「私ね…
この家を出ていこうと考えているの」
「なにそれ?
つまり…家出ってこと?」
「うん、私、この家も両親も大嫌いなの…
だから、この家を出て東京で一人で生きていくわ」
「そういう計画を立てていながら
俺が付き合ってくれと申し込んだのに
気安くいいわと返事したのかよ!」
冗談じゃねえぞ!
そんなのってあるかよ!!
彼は苛立ってトランクの取手を握って
ベッドの上から引きずり下ろそうとした。
ロックがちゃんと閉まっていなかったのか
トランクはパカッと口を開いて
中の衣類が床に散乱した。
「もう!何すんのよ!」
「ごめん…わざとじゃないんだよ」
彼は慌てて散乱した衣類を
再びトランクに詰めようとしてくれた。
だが、その手がピタッと止まった。
「聡子…
お前、こんな色っぽいパンティー履いてるのかよ」
宗一は手にしたショーツを
わざわざ私に見せつけるように広げて見せた。
それは、もし男ができて
いざ初体験に及ぶときに履こうと思って
買ったのはいいけれど、
まだ一度も履いていないTバックでした。
「ちょっとヤダ!返してよ!!」
私は彼の手からTバックを奪い返すつもりで
手を伸ばしましたが
宗一の奴ったらソレを頭の上に高く掲げて
私に返してくれない。

