この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
少女監禁 罠に堕ちる女
第5章 檻の中

「さあ、食べなさい
今夜は君がここで暮らすことになった記念なので
いつもより豪勢ですよ」
「ほら、秀悟さまが
そのように言ってくださっているのよ
有り難く頂戴しなさい」
メイド姿の婦人が
足でボウルを突っついて
私の目の前にボウルを近づけた。
『この残飯のような
いろんな料理がごちゃ混ぜになったのが
私の食事?』
スプーンもフォークも与えてもらえなかった。
それは、つまり手で直接摘まんで
食べろと言う意味なのだろうと理解した。
悔しいけれど
空腹であったので
背に腹はかえられない。
私は残飯のような食事に手を伸ばした。
「こらこら!君はペットだよと
何度教えたらわかるんだい?
犬や猫が手を使うかい?」
私が躾ますわと
メイド姿の婦人が伸ばした手をピシャリと叩いた。
『そ、そんな…』
悔しくて嘆かわしくて涙が出てきた。
涙と鼻水でぐしゅぐしゅになりながら
私はボウルに顔を突っ込みました。
単品で食べれば美味しい料理なのだろうけど
ぐちゃぐちゃに混ざった料理は
私の涙と鼻水でかなりしょっぱい味しかしなかった
「まあ!なんて汚い食べ方なんでしょ!」
当然ではないかと
私は理不尽を感じました。
ナイフもフォークもスプーンさえも使わず
おまけに手をも使うことを禁じられては
口の周りがソースでびちょびちょになるのは
致し方ないではないかと膨れっ面をしました。

