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少女監禁 罠に堕ちる女
第5章 檻の中

翌朝、目覚めると
すでに秀悟さんの姿はありませんでした。
しばらくすると
秀悟さんの伯母さんが
朝食を運んで持ってきてくれた。
トレイにはちゃんとディッシュが置いてあり
その上には
ベーコンエッグとサラダが盛り付けられていた。
「昨夜はひどい仕打ちをしてごめんなさいね」
伯母さんはこれで食べなさいと
プラスチックではあるけれど
ちゃんとナイフとフォークを手渡してくれて
焼きたてのトーストも用意をしてくれた。
「あの子のいる前では、
ああするしか仕方なかったの」
「私、逃げないから
せめて、この座敷牢から出してください」
「ごめんなさいね…
それだけは無理なのよ…
でも、どうして逃げようと考えないの?
逃げたいのなら、それなりに協力してあげるわ」
私は、座敷牢で正座をしながら
食事を摂りながら家庭環境を素直に白状した。
「ふ~ん、あなたの家庭もそれなりにゲスいわね」
「伯母さんは…どうしてメイドなんかを?」
私はね…
遠い目をして伯母さんは
こうなってしまった経緯を話してくれた。
「あの子…秀悟が高校生の時だわ…
私はねバツイチで東京に帰ってきたの
秀悟の父親つまり私の弟は、
それなりに裕福でね
私は弟にお金を借りて
スナックを経営しはじめたわ」
あ、そうそう、私の事は秀悟が留守の時は
秀子と呼んでね
メイドの伯母さんは
秀子という名前なのだと教えてくれた。

