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貴方に染まる
第10章 Ⅹ

私はさっきまでのことを包み隠さず蘭に話した。



「LINE聞かれた時にもう話すのもめんどくさくなったからトイレ行くって嘘ついて逃げてきたの」


「え…、LINE教えたの?」


「教えてないよ。蘭が嫌がるかなって思ったし連絡取り合う仲でもないし」



蘭は私のした事に満足したようで、触れるだけのキスをした後、抱き締めてきた。



「華の性格がサバサバしてて良かった」



それは褒め言葉として捉えていいことなのかな?


私は蘭の根に持つような性格は好きじゃないけどね。



「私お腹すいた。お弁当持ってきた?」


「うん、はい」


渡された私のお弁当の袋はピンク。

因みに蘭は青。


少食な私のお弁当と、細身なのに沢山食べる蘭のお弁当は中身は同じでも量やお弁当箱の大きさは違う。


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