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貴方に染まる
第4章 Ⅳ
半ば無理矢理LINEを教えてもらい、LINEをしてみれば既読は付くものの、返事は返ってこない。
屋上で待っていてもなかなか華が現れなくて、痺れを切らして教室に行けば、華は机に伏せて寝ていた。
周りの声も視線もいつもはウザイくらい耳に付くのに、この時は華しか見えていなかったし、周りの声なんて何も気にならなかった。
華が俺を拒否ってることくらい、分かっていた。
だから今日は抱きたくても我慢したし、華も俺を警戒していたから必要以上に近づかないようにしたつもり。
でも華が隣で寝てしまったから、理性が崩れてしまった。