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貴方に染まる
第5章 Ⅴ
ガラッ───
っと勢いよく扉が開く音で目が覚めた。
「華は?」
「まだ寝てるわ」
「体調不良?」
「頭痛がするって言ってたけど」
蘭と保健室の先生の声か。
「綾瀬くんが女の子の心配するなんて。そんなに気に入ったの?」
「お前に関係ない」
「あら、今まで保健室貸してあげてたのに」
「お前だってだらしなく喘いでただろ」
どんな会話してるの…。
それに先生とまで関係をもってたなんて、やっぱりクズだ。
私がここにいることはバレてるからとりあえず寝たフリでもしとこうかな…。