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さよならフランソワ
第2章 フランス式とアラン・ドロン
 断っておくが、ぼくは可愛い女の子や妖艶な熟女を愛するストレートな性癖の持ち主であって、ゲイでもバイでもない。
 確かにフランソワと関係は持ったが、それは恋愛感情からではなく、仲の良い友達の気持ちを傷つけたくなかったからだ。
 しかし、フランソワの雑な愛撫とは異なり、モーリス社長の指や舌は巧みに肌の上を這いまわり、微に入り細を穿つ愛撫には体がまるで別の生き物であるかのように反応してしまった。本場のゲイの技とはこんなに凄いものなのか。
 5分もしないうちに、ぼくの体はメロメロになってしまう。
 モーリスさんの外見は赤ら顔で禿の中年男だが、上手く言えないが、体だけが彼を好きになってしまったようだ。
「牧はん、おいど貸してくれまへんか?」
 フランソワが耳元で囁く。
「おいど…って?」
「ケツの穴のことでんがな。もう最後やし、よろしいやろ?」
「い、いいよ…」
 長年の友情に免じて今日は我慢してやるかという気持ちもあったが、何より抵抗する力さえ残っていない。
「おおきに、ごっつぉうさん」
 後ろ向きになったぼくの肛門に、ジェルのようなものを塗りながらフランソワが言った。ひんやりした指先で括約筋をほぐしているようだ。
 十分ほぐれる前に、彼の魚肉ソーセージがプルンと入って来た。
「うわあ、よう締まるわ。たまには入れる方にまわるんもよろしな。けつあな確定や」
 ルネッサンス絵画の天使のように愛らしい顔を真っ赤に染めてフランソワがつぶやく。
 腰の動きが急に激しくなった。
 振り向くと、フランソワの後ろからモーリスさんが挿入しているようだ。
「おっほう、こらええわ。こらたまらん」
 フランソワが快感に悶えている。挿入しながら肛門に挿入されるプレイを“フランス式”と呼ぶそうだ。かのアラン・ドロン氏も若い頃に愛好していたと言われる。
 さすが、フランス人二人は息ぴったりに“フランス式”にはげむ。
「極楽、極楽!」
 アラン・ドロンもかくやと思われる表情で絶頂を迎えたフランソワは、人の肛門に遠慮なくドバドバと射精して果てた。
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