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優しい風
第3章 紗那
紗那が浴室に消え 高島は来た事を後悔していた
毎日の業務の中で
時折の 課内の飲み会の席でも 送られてくる紗那の視線を
今日も 断ろうとした時 紗那の瞳の奥を
覗いて紗那の誘いを受けてしまった
良い大人が 自分が中学の年の時 生また娘に 恋愛感情など
バーベキューの時の言葉に 心が動されて無いと言えば 嘘に成る
均斉の取れた体に 黒い長い髪 小顔から見せる 大きな瞳に
見つめらたら やはり弱いか
駄目だ自制しよう 心に言い聞かせていた
壁に寄りかかりながら ビールを空けている時
紗那が浴室から出てくる音がして
パジャマ姿で出て来て 高島の横に 座った