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優しい風
第8章 智美に呼ばれて
「何て返事したの?」
「返事してないよ 後藤の年知ってる?」
「私より 10歳も下なんだよ」
「あの子入って来た時 しごいて一人前にしたけど・・」
「あいつ その時から好きでした そう言うのよ」
「どうしよう・・・・」
「今 彼氏は?」
「居る訳無いでしょう 誰かのお守してたら10年経ったんだから」
「彼の後 誰とも付き合わなかったの?」
和哉は八木が別れた時 芳美と慰めていた事を思い出した
八木が頷き ビールの追加を頼んでいた
「智美はどうなの? 後藤の事?」
「良い子よ仕事は真面目だし でも男として見た事無かったから・・・」
ビールを飲み干し追加を頼んでいる
「自分で決めるしか無いかな 結婚するとしたら少し面倒だけど」
和哉が言うと
「何? 結婚? 後藤と? 無い無い無い!!!」
八木はビールを空け追加を頼んでいた
「付き合っても 少しの間かな?・・・」
寂しそうに呟き、和哉を真面目な目で見て
「和哉 紗那さんと、どうするつもり?」
和哉は固まった