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アナストロフィ
第4章 爆発

今日はお世話になります。
山岸志帆です。よろしくお願いします。
志帆は成宮の紹介でパートする羽目になった。
ねえねえ、山岸さんところは持ち家?マンション?
いえ…うちはまだアパートですけど。
それがいいかもよ。奥さん。
なぜです?マイホームなんて夢じゃないですか。
そんなことないのよ。
20年、30年経つとね、あちこちガタがくるからリノベーションしないといけない。
塗装だって定期的にしないとね。
固定資産税だって…なんやかんや…
そんなことまで考えてなかったわ。
有彩ちゃんちは?
うちですかぁ?
うちは持ち家です。リノベーションしたばかりで、改築したばかりで。
父が私のための特別室を作ってくれまして。
山岸さん、有彩ちゃんはね。大学に通いながら
自分で学費を稼いでる、今時真面目で健気な娘さんなの。
いいえ〜そんなことありませんよ。
私なんてトロいだけですッ
へへ…♡
しいて言えば、貧血気味でよく倒れそうになるのよね。
はい…いつも申し訳ありません。
ご迷惑おかけしてます。
ほんとに清楚感あるし、うちの息子の嫁に来てほしいわよ。
いいえ〜私なんて
ウブな感じと謙虚さがまた良いのよね。
そんなに褒めないでくださいよぉ〜
なんだか照れちゃいます♡
…有彩ちゃんかぁ。
なんだかやけにソワソワして落ち着きのない子ね。
有彩は足を内股にしてクネクネさせたり、背中をぞくぞくさせたり。
やけに落ち着きがない。
ゾクゾクゾクゾクッ…ぶるぶる
背中を海老反りにして振るわせている。
目は明らかにおかしい。
イッテしまってる感じさえ覚える。
ちょっと大丈夫?有彩ちゃん!
有彩はある一点を見つめたまま動かなくなり固まっている。
硬直状態で両腕を内側にして震えている。
周りのパートさんたちは全く気づいていない様子。
やれ、あそこのスーパーが安いだの、店員の態度がどうだの。
話題はそっちの方に夢中である。
…この人たちっていったい。
有彩ちゃん、無理しなくていいから。
休んでなさいな。
…あ、あ、ありがとう…ございますぅぅぅ!
ほんとに大丈夫?
トイレにいって戻してらっしゃいな。
まだ、平気で…す。
あんまり無理して働かないようにね。
学生は学業が第一よ!
はい。だいぶ落ち着きました。
働かないと学費が返せないので。
わたしがんばりますから。
そお?
それならいいんだけどね。
山岸志帆です。よろしくお願いします。
志帆は成宮の紹介でパートする羽目になった。
ねえねえ、山岸さんところは持ち家?マンション?
いえ…うちはまだアパートですけど。
それがいいかもよ。奥さん。
なぜです?マイホームなんて夢じゃないですか。
そんなことないのよ。
20年、30年経つとね、あちこちガタがくるからリノベーションしないといけない。
塗装だって定期的にしないとね。
固定資産税だって…なんやかんや…
そんなことまで考えてなかったわ。
有彩ちゃんちは?
うちですかぁ?
うちは持ち家です。リノベーションしたばかりで、改築したばかりで。
父が私のための特別室を作ってくれまして。
山岸さん、有彩ちゃんはね。大学に通いながら
自分で学費を稼いでる、今時真面目で健気な娘さんなの。
いいえ〜そんなことありませんよ。
私なんてトロいだけですッ
へへ…♡
しいて言えば、貧血気味でよく倒れそうになるのよね。
はい…いつも申し訳ありません。
ご迷惑おかけしてます。
ほんとに清楚感あるし、うちの息子の嫁に来てほしいわよ。
いいえ〜私なんて
ウブな感じと謙虚さがまた良いのよね。
そんなに褒めないでくださいよぉ〜
なんだか照れちゃいます♡
…有彩ちゃんかぁ。
なんだかやけにソワソワして落ち着きのない子ね。
有彩は足を内股にしてクネクネさせたり、背中をぞくぞくさせたり。
やけに落ち着きがない。
ゾクゾクゾクゾクッ…ぶるぶる
背中を海老反りにして振るわせている。
目は明らかにおかしい。
イッテしまってる感じさえ覚える。
ちょっと大丈夫?有彩ちゃん!
有彩はある一点を見つめたまま動かなくなり固まっている。
硬直状態で両腕を内側にして震えている。
周りのパートさんたちは全く気づいていない様子。
やれ、あそこのスーパーが安いだの、店員の態度がどうだの。
話題はそっちの方に夢中である。
…この人たちっていったい。
有彩ちゃん、無理しなくていいから。
休んでなさいな。
…あ、あ、ありがとう…ございますぅぅぅ!
ほんとに大丈夫?
トイレにいって戻してらっしゃいな。
まだ、平気で…す。
あんまり無理して働かないようにね。
学生は学業が第一よ!
はい。だいぶ落ち着きました。
働かないと学費が返せないので。
わたしがんばりますから。
そお?
それならいいんだけどね。

