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嫌いな男
第19章 アオイ
翔子は図書館の閉館まで粘り外に出た時にはすっかり暗くなっていた。

マンションの近くまで戻ると
向こうから猪岡が歩いてくるのが見える。


「猪岡さん、こんばんは」

「おや、翔子さん」

なんだろう?よく分からないが翔子は猪岡の言葉に違和感を感じた。


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