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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
「クレープ持って行くから三宅は先座ってなよ」
「あ、ありがとう!」
理人君優しいなぁ…モテないなんて絶対嘘だよ!
一緒にいて好きにならないわけない。
完全に片想いだけど…
クレープを持ってきてくれて、理人君は私の隣に座った。
「すげー楽しかった…三宅と俺息ピッタリ過ぎだったな!」
「私も思った!倒して欲しいなって思ったところ篠山君、倒してくれるんだもん」
「…またやりに来ような?あ、クレープ一口ちょうだい?」
「あ、うん…」
クレープごと渡そうとすると、理人君は私が持ってるクレープをパクッと食べた。
「こっちのも美味いな!俺のも食ってみ?」
「あ…///……うん…」
理人君は私の口元にクレープを持ってきた。
わ、私も…このまま食べていいのかな?
思い切って理人君のクレープを食べる。
「…美味しい!」
理人君に食べさせてもらったから通常の何倍も美味しく感じる!
「三宅、口にクリーム付いたぞ?ほら」
「…へ………」
理人君は私の唇に付いた生クリームを指ですくうとそれを舐めた………な、なんなの!?
ちょ…!イヤアァァ!
もう心の中で大絶叫だ…
理人君は無意識なんだろうけど……心臓もちません………
そんなに長い時間じゃなかったけど、最高のデートでした。