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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆




「あー…結翔様ともうエッチ出来る機会なくなったー!杏の処女は結翔様のだけのものだったのに!」

「もう…諦めて今度は杏の事だけ想ってくれる人とちゃんと付き合いなよ」

友達の杏(アン)は成瀬君の方を名残惜しそうに見ていた。
よく、私と杏と萌で一緒にいることが多いけど杏以外は成瀬君ファンではないので温度差がある。

「若葉(ワカバ)って成瀬君に全く興味ないよねぇ」

「そういう萌だって吉野君しか興味ないんでしょ?」

「ふえッ///そ、そういうわけじゃ…一応成瀬君の事カッコイイって思ってたもん!」

「ほら!結翔様はみんなの王子様なの!」

「私の王子様は一人だけだもん…」

「あれでしょ?隣のクラスの学級委員の…あんなののどこが良いの?この前ぶつかった時謝りもしてこなかったんですけどぉ!こっちは誤ったのにさ!」


そう私には好きな人がいた。


「人とコミュニケーション取るの苦手なの!カッコイイもん!それに優しいし…」

「優しさでいったら結翔様も負けないわー」

私が熱を上げているのは去年同じクラスだった祐一(ユウイチ)君。
今でもたまに話したりして、今日も一緒に帰る約束をしていた。


「え、えーっと!二人とも落ち着いて?あたしは若葉のこと応援するよ!」

「萌ー…ありがとう」

そんな事をしていると、先生が来てホームルームが始まる。
 
「ホームルーム始めるぞー……えー…こんな時期ですがうちのクラスにまた転入生が入ることになりました」




本当…こんな時期に?
この前、桜ちゃんがうちのクラスに成瀬君のコネで入ったばかりだ。


なんとなくだけど先生も疲れてるんですけど…


そして、転入生が教室に入ってきた。


うわぁ……また女の子達が騒ぎそうな…あ、少し好みが分かれるかもなぁ。
広い幅に適応したみんなの王子様の成瀬君と違ってワイルドな感じ。

背高いなぁ…


「虎之助(トラノスケ)!?何でここに!?」


成瀬君が珍しく声をあげた。


「よー!結翔君ー?ずーっと俺の事避けてるから来てやったんだよ……桜、久しぶりだな?また可愛がってやるからな」

「虎之助様ッ…はうぅッ……」


知り合い?

なんか厄介な事が起きてるような気がするけど…私には関係ないはず。
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