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Stand by me
第14章 報告
その言葉を受け止め、路永さんはじっと私を見た。

涙目になっていた。


そのまま駆け出し、みんなとのアップに混ざった。

私はトイレに駆け込み、泣いた。



試合は快調だった。

路永さんもヒットを打った。
相変わらず綿棒のようだった。

ナイスプレーをする度に、いつも通りハイタッチをした。


全ての状況を飲み込んだあきさんが私の元へとやってきた。

「華、元気かー?」

「元気じゃないですぅ…ぐすんっ」

「そだよなー。でも、あんたはえらい!えらいよ!
涙はまだ流しちゃだめ!大人はまだ泣いちゃダメなんだよ!」

「はい…」

試合中、無理して笑った。


結果は準決勝敗退だった。
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