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第16章 新しい生活

千鳥足の私を抱え、レイは熱中症で倒れた時のように介抱した。



「はーちゃん、帰れる？」

「帰れなーい。レイの家行くー！」

「ダメだよ。俺だって男なの。」

「いいのー。家に帰りたくないー！
あんな独房ー」

「分かった。ひとまず、酔いさめるまで、お家帰ろ。」



タクシーの中でレイと手を繋いだ。
レイも酔っていた。