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淳子(じゅんこ)
第1章 プロローグ
「最近、奥さんどう?」
「なんですか、急に!」
「いや、佐藤さんの奥さん、若くて羨ましいから」
仕事の話から始まり、映画や音楽の話で盛り上がった。そして二人とも少し酔った頃、以前の話がまた始まった。

「見ますか、うちの嫁?」
「え、見せて見せて!」
「…奥さんみたいな写真、ないですよ!」
僕は笑いながら、少し興奮していた。そしてスマホにある、淳子の写真を見せた。付き合い始めた頃パブで撮った写真、淳子は少し赤い顔でビールを飲んでいた。

「キレイじゃん!さすが若い!!いいな、佐藤さん!」
「いやいや、吉田さんの奥さんの若い頃に、ぜんぜん負けます!」
「そうかな?じゃあ、見る?」
吉田さんがにやついた顔で、スマホを差し出した。そこに奥さんの、あられない姿があった。そして僕の脳裏に、不意に淳子の顔が浮かんだ。フェラをしている奥さんの顔が、いつの間にか淳子に変わっていた。

「本当は佐藤さん、こんな写真撮ってるでしょ?」
吉田さんの声に我に返った。本当に持ってないことを、何度も吉田さんに説明した。

「逆に、奥さん抵抗ないですか?」
「うん、ないよ。どっちかと言うと、ノリノリかな」
吉田さんの答えに、また淳子を想像した。そんなことをしたこともないし、想像したこともなかった。実際に言えば、淳子はどんな反応をするだろう。

「酔ったついでに、これも見る?」
「なんですか、もっと過激な奥さんですか?」
「いや、嫁の若い頃。ぜんぜんソフト!」
スマホに奥さんの若い頃、今の淳子くらいの歳の写真があった。裸の奥さんの写真、若くてきれいだった。昔の写真をわざわざスマホに入れ、見せたい気持ちもわからなくない。

「確かに奥さん、美人ですね」
僕は本心からそう思った。そして、吉田さんの奥さんを見たいと思った。

「うん、若い頃はね」
「うちより全然、美人じゃないですか!」
「いやいや。佐藤さんの奥さん、オレのタイプだよ」
吉田さん、そう言いながら僕の顔を見た。そして急に真面目な顔になった。
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