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淳子(じゅんこ)
第2章 シティホテル

「淳子さん、ちょっと来て!」
吉田さんに呼ばれて淳子がやってきた。そしてうっとりした顔で、吉田さんと部屋を見て回った。
「よかったら泊まっていきませんか?」
「えー、いいんですか?」
淳子はびっくりした顔で僕を見た。僕も驚いたが、断る理由はない。それどころか美佳さんが嫌がるんじゃないかと、そっちが心配だった。
「奥さん、大丈夫ですか?」
「全然!部屋が二つもあるから、もったいないですよね?」
僕の問いに美佳さんは妖艶に答えた。淳子は僕を見て頷いた。
「淳子さん、どっちがいい?選んで!」
「じゃあ、こっちをお借りしていいですか?」
僕の顔をチラッと見て、淳子が吉田さんにお願いした。淳子はバスタブのない、シャワールームが付いたダブルを選んだ。
「淳子さん、お風呂ないけどいいの?」
「全然!こんな立派なシャワールーム、初めて!!」
淳子は明らかに興奮していた。いつの間にか、言葉遣いがラフになっていた。ふと美佳さんを見ると、淳子の様子に微笑んでいた。
「さあ、飲みますか?」
吉田さんが声をかけると、美佳さんが冷蔵庫から、チーズやサラミなどおつまみを出した。淳子が慌ててそれを手伝った。テーブルの上にワインやビール、そしてシャンパンまで用意された。思いがけない豪華な飲み会に、僕と淳子は興奮していた。
「おいしい、このワイン!」
「ワインの味、わかるの?」
「わかるよ、馬鹿にしないで!」
僕の意地悪に淳子は無邪気にはしゃいでいた。その姿に、吉田夫妻は優しく微笑んでいた。僕たちはすこしずつ酔いが回り、会話が夫婦生活に移っていた。
「淳子さん、そろそろお子さん?」
「…実は、あんまり欲しくないんです」
美佳さんと淳子が子供の話をしていた。そう言えば吉田さんから、お子さんの話は全く聞いていなかった。
「吉田さん、お子さんいらっしゃいましたっけ?」
「うん、もう大きいけど男の子」
「来年、大学を卒業します」
美佳さんが微笑みながら、ちょっと酔った吉田さんをフォローしていた。美佳さんも結構飲んでいるが、ほとんど乱れていない。
「奥さん、お酒強いですね!」
「うん、彼女はなんでも強いよ!」
吉田さんが茶々を入れ、笑っていた。
吉田さんに呼ばれて淳子がやってきた。そしてうっとりした顔で、吉田さんと部屋を見て回った。
「よかったら泊まっていきませんか?」
「えー、いいんですか?」
淳子はびっくりした顔で僕を見た。僕も驚いたが、断る理由はない。それどころか美佳さんが嫌がるんじゃないかと、そっちが心配だった。
「奥さん、大丈夫ですか?」
「全然!部屋が二つもあるから、もったいないですよね?」
僕の問いに美佳さんは妖艶に答えた。淳子は僕を見て頷いた。
「淳子さん、どっちがいい?選んで!」
「じゃあ、こっちをお借りしていいですか?」
僕の顔をチラッと見て、淳子が吉田さんにお願いした。淳子はバスタブのない、シャワールームが付いたダブルを選んだ。
「淳子さん、お風呂ないけどいいの?」
「全然!こんな立派なシャワールーム、初めて!!」
淳子は明らかに興奮していた。いつの間にか、言葉遣いがラフになっていた。ふと美佳さんを見ると、淳子の様子に微笑んでいた。
「さあ、飲みますか?」
吉田さんが声をかけると、美佳さんが冷蔵庫から、チーズやサラミなどおつまみを出した。淳子が慌ててそれを手伝った。テーブルの上にワインやビール、そしてシャンパンまで用意された。思いがけない豪華な飲み会に、僕と淳子は興奮していた。
「おいしい、このワイン!」
「ワインの味、わかるの?」
「わかるよ、馬鹿にしないで!」
僕の意地悪に淳子は無邪気にはしゃいでいた。その姿に、吉田夫妻は優しく微笑んでいた。僕たちはすこしずつ酔いが回り、会話が夫婦生活に移っていた。
「淳子さん、そろそろお子さん?」
「…実は、あんまり欲しくないんです」
美佳さんと淳子が子供の話をしていた。そう言えば吉田さんから、お子さんの話は全く聞いていなかった。
「吉田さん、お子さんいらっしゃいましたっけ?」
「うん、もう大きいけど男の子」
「来年、大学を卒業します」
美佳さんが微笑みながら、ちょっと酔った吉田さんをフォローしていた。美佳さんも結構飲んでいるが、ほとんど乱れていない。
「奥さん、お酒強いですね!」
「うん、彼女はなんでも強いよ!」
吉田さんが茶々を入れ、笑っていた。

