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淳子(じゅんこ)
第2章 シティホテル

「この人、ある程度酔うと寝ちゃうんです」
美佳さんもちょっと困ったように笑った。
「今夜は帰らなくていいから、楽だよね」
「でも寝る前に、ちゃんとシャワーしてね」
美佳さんの言葉に吉田さんが反応した。
「そうだ、先にシャワーしてくる!」
そう言うと、吉田さんは自分の寝室に向かった。その後ろを、少し困った顔の美佳さんが続いた。
「ごめんなさい、ちょっと酔ってるみたい」
「全然!ゆっくりシャワーして下さい」
僕が美佳さんに声を掛けると、横に座っていた淳子も頷きながら微笑んだ。
「おもしろいね、吉田さん」
「うん。でも淳子、今日は楽しそうだね」
顔をほぼ赤くして淳子が囁いた。
「あなたも楽しそうだよ。吉田さんの奥さん、きれいだもんね!」
図星を言い当てられ、すこし狼狽した。それを悟られぬように言い返した。
「淳子も吉田さんと、結構楽しそうにしてたじゃん!」
「うん。だってあたし、オジサン好きだもん!」
淳子のセリフに急に心臓がドクッと波を打った。何かが、自分の中で弾けた気がした。
「あたしもシャワー、してこようかな」
自分のセリフに少し動揺したのか、淳子がソファーを立った。その時、美佳さんが戻った。
「ごめんなさいね、自分で誘っておきながら」
「いえ、全然!あたし、こんな部屋初めてで嬉しいです!!」
淳子は素直に喜んでいた。
「淳子さん、シャワー?」
「はい、行ってもいいですか?」
「うん、じゃあクローゼットとか案内するね!」
美佳さんと淳子が連れ立って、僕たちの寝室に向かった。僕はひとり寂しくお酒を飲んだ。
「ごめんね、佐藤さん」
すぐに美佳さんが戻ってきて、僕の前に座った。そしてテーブルのワイングラスを持つと、ソファに深く座った。
「主人、強引でしょ?」
「いえいえ!でも強引くらいじゃなきゃ、業界で生きていけませんよね」
「うん、それは言える!」
美佳さんは頷きながら、ワインを飲んだ。そして脚を組むと、一瞬スカートの奥が見えた。しかし薄暗いリビングの明かりでは、何もわからなかった。
美佳さんもちょっと困ったように笑った。
「今夜は帰らなくていいから、楽だよね」
「でも寝る前に、ちゃんとシャワーしてね」
美佳さんの言葉に吉田さんが反応した。
「そうだ、先にシャワーしてくる!」
そう言うと、吉田さんは自分の寝室に向かった。その後ろを、少し困った顔の美佳さんが続いた。
「ごめんなさい、ちょっと酔ってるみたい」
「全然!ゆっくりシャワーして下さい」
僕が美佳さんに声を掛けると、横に座っていた淳子も頷きながら微笑んだ。
「おもしろいね、吉田さん」
「うん。でも淳子、今日は楽しそうだね」
顔をほぼ赤くして淳子が囁いた。
「あなたも楽しそうだよ。吉田さんの奥さん、きれいだもんね!」
図星を言い当てられ、すこし狼狽した。それを悟られぬように言い返した。
「淳子も吉田さんと、結構楽しそうにしてたじゃん!」
「うん。だってあたし、オジサン好きだもん!」
淳子のセリフに急に心臓がドクッと波を打った。何かが、自分の中で弾けた気がした。
「あたしもシャワー、してこようかな」
自分のセリフに少し動揺したのか、淳子がソファーを立った。その時、美佳さんが戻った。
「ごめんなさいね、自分で誘っておきながら」
「いえ、全然!あたし、こんな部屋初めてで嬉しいです!!」
淳子は素直に喜んでいた。
「淳子さん、シャワー?」
「はい、行ってもいいですか?」
「うん、じゃあクローゼットとか案内するね!」
美佳さんと淳子が連れ立って、僕たちの寝室に向かった。僕はひとり寂しくお酒を飲んだ。
「ごめんね、佐藤さん」
すぐに美佳さんが戻ってきて、僕の前に座った。そしてテーブルのワイングラスを持つと、ソファに深く座った。
「主人、強引でしょ?」
「いえいえ!でも強引くらいじゃなきゃ、業界で生きていけませんよね」
「うん、それは言える!」
美佳さんは頷きながら、ワインを飲んだ。そして脚を組むと、一瞬スカートの奥が見えた。しかし薄暗いリビングの明かりでは、何もわからなかった。

