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プリンスの誘惑
第4章 ~腹黒王子~ (後編)

「気にすることはありませんよ、ワタシがそうしたいのですから」
「あ……」
シェードさまにカラダを引き寄せられ、抱きしめられてしまう。
その時、ふわっとシェードさまのつけているパフュームの香りが漂う。
その香りを思いっきり吸い込んだせいか頭がクラっとする。
どこか官能的で、艶やかな香り……
背中の紐をしゅるると解く音だけが静かな暗闇に響く。
ひんやりした空気が肌を通り抜けた。
混乱で熱くなったカラダを冷やしてくれる。
シェードさまは、そのまま背中のコルセットの紐も解いてしまう。

