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第4章 ~腹黒王子~　（後編）

「あ……放し……って」

「アザレア、ほぐすだけです。チカラを抜いてください」

「む、むりです……どうして……」

「ワタシを受け入れてもらう為にほぐさなければなりませんから」

　シェードさまを受け入れる為に……？

　狼狽するわたしをよそにシェードさまの指がドロワーズの中に忍び込んでくる。

　恥ずかしくて、泣きたくなってきた。

　どうして……こんなことを……