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プリンスの誘惑
第4章 ~腹黒王子~ (後編)

嫌だと思うのにカラダが勝手に反応する。
シェードさまの指が……気持ちいい、わたし変になっちゃった。
これ以上続けたら、もっと変になる。
やめて……欲しい……のに、カラダの奥がもっとと求める。
「シェード……さま、もう……ダメ……」
「では、やめますか?」
わたしはこくこくっと頷く。
すると、シェードさまは指を止めてくれた。
「残念ですね、でも無理やりやるわけにもいきませんからね、あなたならワタシを受け入れてくれると思ったのですが」
「だ、騙したの、ですか?」
「違いますよ、ほぐすと言ったでしょ? ワタシを受け入れるために」
そこは訊いてない……気がする。
でも、シェードさまは優しい表情を見せ、わたしの目尻を拭ってくれた。

