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ハッテンlife
第8章 真剣交際宣言編
「お前の傷が癒えたらって思ったんだけど、やっぱ早い方がいいなって思って」

ガバっと起き上がる。つられて俺も起きると、俺のことをギュッと抱きしめた。

ふわー…朝から超幸せッ!
これが噂のリア充ってやつ?

「お前と、真剣交際ってやつをしようと思う」

耳元で、さらに超幸せな言葉が続いてきた。

前はたまにシてくれるだけの、セクフレでもいいって思ってたけど。
欲には際限ってないね。

彼氏。しかも真剣って…ッ!
心臓にわしわしくるよぉー。頭がお花畑になっちゃうってばー!

「けど、俺。ここんとこずっとハッテン場でヤるためのヤツとしか付き合ってこなくて。しかもお前未成年だろ。課長の息子だし。こんな俺がお前にふさわしいとは思えないし、どうしていいのかわかんねーけど。でも…お前のこと諦めきれない。傍で守りたい」
「諦めないで!もう二度と身を引こうなんて思わないで。俺は古橋さん以外のチンコなんていらない!」

背中に回した腕に力を込めた。
朝からきつく抱きあう。愛と覚悟を確かめるように。

緊張しているのか、古橋さんは深く溜息を吐いた。

「お前が大切だから、隠れてこそこそなんて真似したくない。お前の親父さんには認めてもらいたい。だからきちんと話をしようと思う。でも…悠真はどうなんだ?親父さんにホモってバレたくないか?だったら…」

身体を少し離すと、古橋さんは心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
めっちゃ大事にされてるよー。どうしよ。

ホモバレ…かぁ。
どうしよ。父さん怒るかな?
父さん怒るとこ想像できないんだけど。



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